勧奨の意味

勧奨の意味

そもそも勧奨というのは、あることをするように勧め励ますことの意味合いです。実際上、勧奨という言葉がよく使われるのは、退職勧奨の意味で使われます。これは、雇用者が労働者に対して、退職することを促すためにする説得行為のことです。

勧奨は、本来、すすめることですから、もちろん退職勧奨も、辞職の強制ではありません。しかし、悪質な場合には、会議室に呼び出して多人数で、会社に不要な人間であることを主張され、会社を辞めるように迫られるというようなケースもあるようです。

けれども、どんな勧め方をするにせよ、会社を辞めるかどうかについては、本人の自由に任されています。つまり、退職勧奨を受けたとしても、会社を辞める義務が生じるというような類のものではないのです。

勧奨の意味とは

上記のような例や、退職への同意を暴力を伴って促されたり、あるいは、勧奨を何度も長時間に渡って行われたりすることは、事実上、退職勧奨とは呼べないものです。これらは、正当でない心理的圧力を加える行為ですから、退職勧奨ではなく、退職強要と介すべきものと言えるでしょう。

退職強要と解釈できるような行為を受けた場合には、その違法性を問い、裁判を起こすという対処法も考えられます。しかし、その際には、証拠が必要となってきます。説得が脅迫的に行われたり、執拗に繰り返されたりする場合には、被害を受けた日時や場所などをメモしておいたり、その時の様子をボイスレコーダーで記録しておくと良いでしょう。そうした行為は、それ自体が、違法性のある相手側の行為を抑止する効果も期待できるものでもあります。


⇒ 勧奨(1)

⇒ 勧奨(2)

⇒ 勧奨(3)

⇒ 勧奨(4)